上野の森にて

今日も暑いです☀
この暑い最中、上野の森美術館で書展を観に行きました。

今井凌雪先生の生誕百周年記念展、本日最終日でした。

私の好きな書体でもある隷書、篆書の大作が多く、とても見ごたえのある作品展でした。
夏休みだからか最終日だからか、学生の団体さんなども多くなかなかの賑わい。
最近思うのは、以前は少なくなったなぁと思っていた書道人口が再び増えている気がすること。

なんとなくデジタル社会になり、手書き文字の意義や魅力がじわじわ再認識されているのかなと感じます。
ぽんとキーを押せば実際には書けくてもなんなく難しい文字を自分のものとして使うことのできる時代。
なんとなく文字を書けるような気になっていても、筆やペンを使わなければ「文字を書く」という行為自体が希少な体験になっていきます。
だからこそ「文字を書く」ことが特別なことになりつつあるのかもしれません。

今井先生の何とも言えないバランス感覚は時として無垢な子どもの書にも似たものを感じます。
しかしこれは極めた書家のなせる業。
できそうでほんとうにこうした作品は難しいのです。。。

力強い迷いのない線、軽やかな力まない線と、作品によって本当に書き手が同じとは思えない多彩な作品に出合うことができました、


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