今月の競書の古典臨書課題は空海の【風信帖】です。
大人クラスはそれぞれが各自の課題に取り組むのでこちらは競書に取り組んでいる方の課題となります。
空海の自在に動く筆遣いを筆の鋒先を利かせて表しなければならないので、競書に取り組んでいる生徒さんにとってはなかなか難しい課題です。競書では楷書、行書、草書のほか、隷書や篆書なども課題として出ることがあります。
古典臨書は独特な筆法を再現するため地道に書いて書いて技術を高めていく必要があります。
教室では各人で無理なく練習できるように進めていますが、最近は書道経験のある方も増えてきたので、少しずつ競書に参加を始められそうな生徒さんが増えてきました。
競書はいろいろな課題に否が応でも取り組むことになるので、書道の幅が広がります。
どちらも大切なことですので、生徒さんには柔軟な姿勢を持ちながら自分の専門となる課題を見つけていただきたいと思います。
一つの課題を奥深くじっくり取り組むことと幅広い古典を学ぶことは、どちらも書道に取り組む上で効果のあるので、さらなる上を目指していける方には競書も取り組みの選択肢に入れてもらっています。
今後は少しずつ競書に取り組む方が増えていくのではないでしょうか^^/