今日はレッスン終了後に日本橋高島屋で行われている現代女流書100人展に行きました。
今活躍している100名の女性書家の作品を見ることができます。
現代文や大字など可読性のある作品や墨の色や視覚的な美しさや面白さを味わえる作品もあり、バラエティに富んでいるので一般の方にも楽しみやすい作品が多くありました^^
墨というのはいい色を出すのは結構難しく展覧会で墨の美しさを引き出している作品を見るとついじっと見てしまいます。
皆さんじっくりゆっくり試しながら行き着いた成果なんだと思います。
作品を作り出すには書の鍛錬だけでなく紙面の使い方、墨の色、墨量など様々な要素をいかに活かすかということも本当に大切です。
書道の作品はなんとなく一瞬の勢いで出来上がって見えるような作品も多くそれの瞬発力に魅力に感じることも実際にありますが、
その勢いの土台には一朝一夕ではたどりつけない蓄積した技術による成果が詰め込まれています。
色々な書家の方の作品に触れると自身の振り返りもでき、
自分の不足しているものを気づかせてもらうことが多くあり学びが多いのです。
教室の生徒さんも関心をもって色々足を運んでいる方もいるようで頼もしい限り^^
外の書展に出かけることは練習だけでは得られない学びも多いので、あまり行く機会のない方は年に1、2回でもどこかに観に行ってみる機会を持つといいと思います。