今月の競書の臨書課題は空海の「風信帖(ふうしんじょう)」です。
書を嗜んでいる方、日本史好きな方などはご存じだと思います。
これは空海が最長に宛てた三通の書簡を一巻きに仕立てたもので、『風信帖』(一通目)『忽披帖』(二通目)、『忽恵帖』(三通目)の一通目の書き出しの句に因んでこの名で呼ばれています。
能書家としても知られ、若い頃から天才といわれていた空海の書の最高傑作。
昨年?おととし?東京国立博物館の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」で空海の真筆「三十帖冊子」を見たことがあります✨
一文字一文字が意志を感じる線で美しい文字に感動したことを思い出します^^
本来の空海の書は小筆で書かれた書簡ですが、 相手へ言葉を伝える書簡の文字はどこか生き生きとした勢いを感じますね。 空海の書の流れや勢いを書に乗せられるよう練習したいと思います。