今、生徒さんたちは楷書、行書、草書を練習しています。
隷書体はその三書体をしっかり練習して基礎体力がついてから取り組むことになりますが、ときどき課題として取り組んでもらうこともあります。
書体でいえば楷行草の祖に当たる隷書は昔の文字のため、文字を書く技術はよりシンプルであるはずなのですが、取り組んでみるとなかなか難しいのです。 ただ単に線を組み合わせるだけなら、楷書よりシンプルにできるのですが。
それでは書としての深みが出ません。
昇段課題に取り組む生徒さんには、ときどき隷書も練習してもらい、じわっとじっくり線を引きながら隷書と楷書の違いを学んでもらっています。
「難しいけど楽しい」という感想を聞かれます。
簡単にできないものには面白みがあるんです。
焦らずじっくり色々な書体に取り組んでもらいたいと思っています^^