書道の基本は臨書だと思います。
古の能書家の文字を臨書して自分のもの血肉にしていく練習の繰り返しが書の基本です。
しかし、最近は墨と筆のアートとして取り組まれる方も増えているようです。
私自身も自分自身の表現や創作に関心がありますが、
核をしっかり持っている方の作品のクオリティを目の当たりにすると、
古典臨書で培う書の神髄や基本はとても大切なものだと実感します。
新しいことが楽しくなってくると、
それに集中したい衝動に駆られることもありますが、
尊敬する師の作品に感動して書を続けてきたことを思い出すと初心に帰ります。
書はやはり道。
周囲にいる立派な先生方のつねに謙虚に学び続けている姿勢はまさに求道者です。
昨日は毎年行われる書壇院展の授賞式でした。
私自身、いつもよりも少し良い賞をいただきましたが、
大きな会場で見る自分の作品にはまだまだ反省点が見えてきます。
展覧会に出品することは負担はありますが、
年に数度の展覧会は自分の未熟さを目の当たりにする貴重な機会。
今は教える立場になりましたが、
学び続ける立場であることも変わりません。
教えるからこそより深く広く学んでいかないといけない💦と、
諸先輩方の作品に囲まれた自分の作品を見ながら気持ちが引き締まりました。
※画像は文の内容と関係ありません^^;