小学生のころ、少しだけ習字を習っていた方は多いと思います。
子どものときは自分の意志というよりは、
習い事のひとつとして習慣的に通っていた方がほとんどなのではないでしょうか。
「親に言われたから習っているだけ」
「好きだから書道に通っていただけ」
私自身もそうでした。
そして現在になるまで書道をやり続けるとも思っていませんでした^^;
毛筆で文字を書くのは集中力が高まり、
上手に書けた達成感は子ども心にも感じるものがあります。
私はそうした実感があったから「好き」だったのでしょう。
でも「好き」だけでこんなに続けられるのか。
きっと長じるにつれて他の興味も出たり、
忙しくなってくればなかなか続けられるわけではないと思います。
でも私だけではなく、書道は何十年も続けている人が比較的多い気がします。
学べば学ぶほど知ることが増えて、書体の種類や文字の意味など、
多様な面白さや奥深さに気がついてしまいやめる機会がなくなってしまうからかもしれません。
とはいえ実際、書道は長く続ける人はいるものの以前より書道人口は減ってはいます。
ただ、文字を書く機会が減った昨今、再び書道や手書き文字が見直されているように思います。
教室にも大人になって書道を始める方が多いのですが、
「ずっと書道をやってみたい」と思っていた方が思いのほか多い印象があります。
そして書道を始めると、「難しいけど、楽しいですね」という方が多いです^^
書に取り組む集中することで、非日常を日常の合間に作ることができます。
簡単ではないことを、何度も練習を重ねることでクリアしていく達成感を少しずつ味わい、
その結果は着実に手に残り身についていく感覚があるはずです。
継続して取り組むことで得られる充足感は書道に限らず他のことでもできるかもしれませんが、
書道は有意義な習い事の一つであることは間違いありません^^
昨年4月から教室に通い始めた生徒さんでも書道歴は1年数ヶ月です。
1年前には「楷書しかやったことがない」Oさんは、今では行書や草書の古典臨書も書いています。
もちろん人それぞれのペースがあるので、ゆっくり進んでいる方もいますが、
それでいいのです^^自分のペースで続けることが一番!
文字をきれいに書きたい方だけでなく、
コツコツ続けること、何かに真剣に取り組んでみたい方へ、
ぜひ書道をオススメしたいです♫