円山応挙のもふもふに感動✨

先週は三井記念美術館の円山応挙展に足を運びました。
日本橋は書道展などで度々行きますが、あまり街歩きをしないので、
いつもと違う道を歩くだけで新鮮な気分になります^^

円山応挙というとものすごい大家で教科書や図録で度々目にしているイメージで、
誰もが一度は目にしたことのありそうな有名な虎やかわいい犬の絵を描いた巨匠です。
若冲が好きなので若冲と聞けばすぐ観に行くのですが、
応挙はそこまでの思い入れを持たず行ったところ、その多才ぶりに感動してしまいました✨

金比羅山の襖絵や幸松図屏風は圧巻でした。
雪化粧の松にかかる雪の白さは金色の屏風のなかで浮き上がるほど白く輝いています。
あの頃に応挙が描いた虎が毛並みのモフモフを表現していたいきさつもわかり、
応挙の描く動物の愛らしさや毛並みの柔らかさの表現が当時いかに革新的だったかも実感することができました。

応挙の描く動物の顔の愛らしさやユーモアもその人柄が出ているのかもしれません。

そして何よりも書のうまさが光っていました。
絵師は書がうまいとも限らないイメージでしたが、
応挙の書く書は非常に読みやすく端正で美しく感じます。

おそらくいろいろなことをレベルの高いところでできてしまう天才だったんだろうと思いました。
また200年以上も前の人とも思えない、
現代人に通じいるウィットに富んだ表現が随所に感じられるところにも魅力を感じます。

教科書や大家のイメージが大きく、今まで若冲に対するほど興味を持たないで見ていたため、
今回見た展示で目から鱗が落ちたような感覚になりました^^

面白く見ごたえのある展示でした✨

新宿区白銀町1-15 SEKビル5階
牛込神楽坂3番口徒歩3分/ 神楽坂1番口徒歩5分/ 飯田橋駅徒歩7分
Tel: 070-3246-2018

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