半夏生ず

こんにちは、神楽坂書道教室です。

もう上半期が終わり、下半期へ入っていきます。

夏至から11日目の今日は七十二候の半夏生。

今年は梅雨が消えてしまいいきなり猛暑に入ってしまいましたが、例年この時期は梅雨が終わりに向かう頃、空気も少しずつ夏の気配を帯びてくる時期とされます。

米農家が減っている昨今ですが、半夏生までには田植えを終わらせるため、農家の方々にとっては重要な季節。

自然のサイクルに寄り添って生きてきた先人たちの知恵が感じられる季節です。

書道をするときには季節を敏感に感じ、「自然」と「時」の流れに触れながら作品を書くとより一層面白味を感じられます。

筆を運ぶ速度、墨の濃淡、紙の湿り気——季節が変われば、書の表情も変わるので、七十二候などの言葉を書に表現するのは日々の鍛錬にも繋がります^^


たとえば、「涼風」「青葉」「清流」など。半紙に向かうとき、その言葉の空気感や季節感をどう表現するかを考えることが、書の楽しみになります。

忙しい日々のなかで、筆を持つ静かな時間は、自分自身と向き合う貴重なひととき。
この夏も、墨の香りに包まれながら、季節の移ろいを感じて書を楽しんでみませんか?

体験レッスンも随時受け付けております。

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