昨年行った刻字講座で作った作品を日本刻字展に出品いたしました。

作品は「正観」
物事の本質を見極める、
そんな目をもちたいと思い選んだ言葉です

興味があったものの取り組む機会のなかった刻字ですが、
取り組んでみると書を書く時以上に書体のデザインにオリジナリティを持てることや、
画面構成の自由さがおもしろく、その奥深さも感じることができました。

展示会も参加者として作品を見るので、ほかの方の作品への興味も沸き、
参考にしたい作品をチェックしてはせっせと画像保存して廻ってしまいました。

今回はたった数時間の講座で突貫で作った作品だったので思うところは多々ありましたが、
機会があれば今度はもう少し練り上げて完成させたいと思います。

それと、11月末の書壇院展の頃の風景から冬の景色となっていた上野公園の夕景もきれいでした。
上野は時々行きますが、相変わらずツーリストが多いですが、
ちょっと緑の多いゾーンには幕末の志士も見ていたであろう風景が残っています。

とはいえ20年位前まではもっと緑地が多く、古い石灯籠が並ぶ場所や森のようなエリアも広かったはず。
気づいたら公園出口が近くなり便利にはなりましたが、かつての面影を残りしていた森エリアがなくなっていたんですね……


今の公園の景色に違和感をもったものの便利になったことで記憶喪失のように思い出すことのなかったかつての森エリア。
こうやって静かに景色は移ろい変わってしまうんだなと実感すると寂しものですね；；