上善若水

正月2日に新年の書初めをしました
上善は水のごとし
じょうぜんはみずのごとし

老子の道徳経にある言葉です

「上善若水、水善利万物而不争」
(上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に拠る)

最上の善のありようは水のように生きるということ、
水は自分の存在を主張しないで低い方へ自然に流れ、丸でも四角でもどんな形の器にも注ぐことができます。
万物を助け、穏やかに自然の摂理に従いそこに収まる……
つまり「人のあるべき最高の善は水の在り方だ」と説いているのだそうです。

その通りな気もしますが、なかなか難しいことですね。
人間の英知と傲慢が自然の摂理を浸食しているのではないか?
「自然は自然なのか?」という禅問答のような疑問がわいてきます。

考えれば考えるほど道に迷いそうになりますが、
「水のように生きる」という言葉に一抹の真理を見た自分の感覚を信じてまずは書いてみました。

一年のはじめに言葉に気持ちを込めて筆をとる時間は気持ちが改まる貴重な機会になっています。
お正月の書初め、とてもお薦めです^^/

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