篆書体は「篆刻」という書道の落款に使われる印の文字で知られる書体です。
競書課題に取り組む皆さんにとっては初めての課題になるかと思います。
なんとなく機械的な線は書いた線のイメージもないかもしれませんが、練習することで篆書の線も書けるようになります。
筆の鋒先を線の中心に通して均一な太さですっと引いていきます。
その他の書体で作品を書くとき書く上でのポイントになる「じっくり」「味わい」、「ハネ」「ハライ」などが求められることはありません。
篆書の線はとにかく「線の中心を鋒先で捉えること」が大切です。
線を捉えることができると、気持ちのいい感覚をもって線を引けるようになっていきます。
なかなか感覚を言葉で表すのは難しいですが^^;
競書課題には普段の練習では手を出す余裕のない課題に出合うことができます。
このときに少しずつでも取り組んでいくことが幅を広げていくきっかけになるので、
書き慣れない課題に取り組める貴重な機会として、しっかり取り組んでください^^/