木鶏(もっけい)とは「壮子」に収められている故事に由来する言葉だそうです。
木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏のように強いことを表します。
「泰然自若」「無為自然」の意味にあたるようです。
何事にも動ぜず、常に平常心でいられることほど強いものはないということ。
つまり、いかにも強そうに見えるようではまだまだで、本当の強いものは、どんなときも自然体でじっと構えていられることだという教えです。
私たちは自然体でいるつもりでも、無自覚に見栄をはったり虚勢をはっている気がします。
社会の中で有利に生き抜こうと頑張ろうとすれば、自分をよく見せたり強く見せようとしてしまいますが、自然体でいられる強さを持ちたいものです。