今月は造像記を書いています。
造像記は骨太でありながら、刀で彫ったような鋭い起筆や払いが特徴的です。
書道に精通していないとなかなか分からないかと思いますが、
仏像の縁起を記した金石分を「造像記」といいます。
楷書の中でも強いインパクトを持つ魅力的な古典の一つだと思います。
今回書いている造像記は北魏洛陽に造営された龍門石窟に刻されたものです。
龍門石窟は旅行好きの方はご存知だと思います^^
私は近くの街に住んでいたことがあるので何回か実際に訪れたことがあります。
ただ書道を長く学んでるのに、造像記の練習はあまりしてこなかったので、
今月は少し時間をかけて書き込んでみようと思っています^^。
まだまだ練習途中ですが、少しずつ造像記の特徴が捉えらえてきたような気がします。
もっともっと書き込む必要はありますが、とりあえず取り組める時間の中で、
少しでも造像記の個性を取り込めたらと思います。