無と舞

漢字の「無」と「舞」は似ていると思いませんか?

こちらは甲骨文字の「無」です。

もうこの形体だけで人が踊っているように見えます^^

「無」というものは存在しないものですから、見えるものを表すには別の同音文字から形を借りなければなりません。

だから元々「無」は「舞」から形を借りたことになります。

今回私が書いたのは2人の人が手足を上げて踊っているように見えてしまいますね^^;

実際は真ん中の線が手を広げている人で、広げた腕の下に飾りのついた長い袖が垂れ下がっている様子を表しているそうです。

そして「舞」の「舛」は左右の足が外に向かって開き待っている状態を表しているのに対して、「無」はまだ手足を動かす前の静か閉じている状態を表しているそうです。

「無」は舞う前の直前に心を鎮めている「無」の境地を表しているといえるのかもしれません。

漢字の由来を知ると文字の背景にストーリーが見えて面白く感じてきます♪

 

 

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